奮戦記
【14.08.19】格差が広がり貧困化が進行している
財務省の『税務統計から見た民間給与の実態』によれば、図のように、1997年、2002年、2007年、2012年の15年間で、1年を通じて勤務した労働者の「給与」が200万円以下の「ワーキング・プア」に属する階層は、1997年に814万人だったのに年々増え続け、2012年には1090万人に達しています。
その一方、400万円から800万円の給与階級に属する労働者は、同じ期間に1753万人から1503万人に減っています。これは、税務統計から見たもので、一定の限界はありますが、全体として中所得層の労働者が低所得層に移行し、低所得の人々が増大していることが分かります。