前日から行われているリニア新幹線に関する日本共産党国会議員団（団長・穀田恵二衆議院議員）の調査に、井上哲士参議院議員、辰巳孝太郎参議院議員とご一緒に参加しました。私が参加したのは、春日井市と名古屋駅周辺の実情調査です。本村伸子さんも合流しました。
　愛知県春日井市では、リニア工事のさいの縦坑が想定されている場所で、春日井市の伊藤健治市議会議員をはじめ地元の方々から説明を受けました。

　下の写真が、亜炭鉱の縦坑跡です。今では、安全のため石で埋められていますが、大雨の時はここから水があふれるそうです。リニア建設のさいには地下40〜50メートルのところを掘るため、地下水脈が枯れて周辺の地面が陥没するおそれがあります。

　名古屋駅周辺に住んでいるリニアのルート上にあたる方々は、「この秋から工事に入ると聞いているが、私らには何の説明もない」など切々たる訴えがありました。名古屋駅に近い地域は、大深度ではなく浅深度（地下40〜30メートル）にあたります。

　名古屋駅の近くの真宗大谷派の西祐寺のご住職からは、リニアに関連した地域の動きの説明を受けました。「不動産屋が何も言わず手土産をもって挨拶に来た」「電磁波がいちばん心配」などのお話がありました。

　名古屋駅周辺を視察したあと、リニア問題の住民の方々との懇談会が行われました。たくさんの疑問や不安の声が出され、国会でもさらに追求する決意を固めました。