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奮戦記

【14.07.05】自民党のヤジは質の低下とおごりの現れ!

 議会でのセクハラ・人権侵害ヤジが、国民の怒りを広げています。
 国会議員として批判を浴びているのは、自民党の大西英男衆議院議員です。彼は、下劣なヤジを飛ばす札付きの人物です。
 話題の焦点は4月17日の総務委員会での出来事ですが、じつは、この大西氏は衆議院本会議場でも、ひどいヤジを飛ばすことで有名なのです。

 私も腹が立ったのは、4月25日の衆院本会議でのヤジでした。
 その日の本会議では、日本共産党の塩川鉄也議員が地方自治法案に対する反対討論を行うために登壇しました。そのとき、自民席から「委員会で充分やったろう!」と議場に響き渡るような大声のヤジがありました。
 「反対討論なんか、もうやるな」と言わんばかりのヤジに、私も「何を言うか」と大声を出してしまいました。野党席からも一斉に抗議の声が起こりました。

 ほんらい国会は言論の府であり、賛否の態度を明らかにする各会派の討論は、そのための大切な機会です。だからこそ議院運営委員会理事会で、自民党を含め各党が合意して討論を行うことを決めているのです。
 それを頭から否定するヤジは、あまりにも異常で、議会運営のイロハすらわかっておらず、議員として最低限の常識も持ち合わせていないことを示しています。そのヤジは、自分自身を貶(おとし)めるものでもあります。

 大西英男議員は、東京都議会議員時代には自民党幹事長をつとめていましたが、汚ないヤジで有名だったそうです。――私は、ツイッターでこの議員を「O氏」と書いたところ「佐々木さん、実名出したったらよろしいねん」という書き込みがありましたので、その後、実名を出すことにしました。

 私は、ヤジがあった直後、本会議場で自民党の議運理事の席に駆け寄り、「あのヤジは酷すぎる」と厳重に抗議したところ、自民党理事からは「その通りだ。申し訳ない」「議運理事会で謝罪する」との言葉がありました。

 もちろんヤジにもいろいろあります。応援のヤジ、政策批判のヤジなどもあるにはあります。なかには「なるほどうまいことを言う」というヤジも、たまにはあります。
 しかし今回の一連の「事件」は、あまりにも常軌を逸しており、自民党議員の劣化とおごりを示すものです。――どんなことでも「不当なものは不当」と、毅然とした姿勢で臨むことが大切だと思います。  

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