奮戦記
【14.07.04】財界の財界による財界のための安倍内閣!
第二次安倍内閣が誕生してから、「財界総本山」とも言われる日本経団連との癒着が深まっています。それは、経済政策の司令塔の要のなかに日本経団連・財界・大企業の代表が重層的に入り込むようになっているからです。
新たに浮上したのが、日本経済再生本部(閣僚のみで構成)のもとに設置された産業競争力会議ですが、ここには、日本経団連会長の榊原定征氏(東レ会長)が入り、財界代表は合わせて7人も入っています。
国家戦略特区諮問会議には、日本経団連副議長の会社(小松製作所)から議員が送り込まれています。
安倍内閣が特に力を入れている、これら産業競争力会議と国家戦略特区諮問会議の双方に、竹中平蔵氏(パソナグループ会長)が議員として入っているのが特徴です。
第二次安倍内閣で活動を再開した経済財政諮問会議には、日本経団連副会長の佐々木則夫氏(東芝副会長)をはじめ2人の財界人が入っています。
行政改革推進会議のなかには、日本経団連副会長の大塚陸毅氏(JR東日本相談役)、同副議長の小林栄三氏(伊藤忠商事会長)が入り、同副会長出身の会社(JXホールディングス)からも委員が送り込まれています。
さらに注目すべきは、総合科学技術・イノベーション会議のなかに、2人の日本経団連副会長が入っていることです。内山田竹志氏(トヨタ自動車会長)と中西宏明氏(日立製作所会長)です。また、日本経団連副会長出身の会社(三菱電機)からも議員が入っています。
そのうえ、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部のなかには、日本経団連副会長の内山田竹志氏(トヨタ自動車会長)、同副会長の鵜浦博夫氏(日本電信電話社長)、同副会長の佐々木則夫氏(東芝副会長)をはじめ財界人が7人も入っています。
このように見てくると、安倍内閣は財界によって指揮される、財界のための内閣であることは、いよいよ明らかです。