奮戦記
【13.07.02】国会ひとくち話……政治倫理審査会(facebookより)
汚職などの疑惑を受けた国会議員の政治的道義的責任について審査するために衆参両院に置かれた機関が政治倫理審査会です。ロッキード事件での田中角栄元首相に対する1審有罪判決を契機として、1985年に設置されました。
審査は、議員本人から申し出があった場合か、3分の1以上の委員が申し立て審査会で過半数の賛成があった場合に行われます。
審査の結果、政治的道義的責任があると認められた場合、審査会に与えられているのは、一定期間の登院自粛や役員の辞任などを勧告することだけです。審査会は、原則非公開とされ、会議録も非公開です。このため、これまでの審査会は、疑惑議員の一方的なみそぎの場とされてきました。