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奮戦記

【13.05.09〜19】国会議事堂ひとくちメモ…中央玄関・中央広間(facebookより)

 国会議事堂ができたのは1936年。国民からデザインを募集し当選したものを参考に設計されたそうです。
 議事堂は、横の長さは約206メートル、中央塔の高さは約65メートルもあります。当時の最も優れた技術によってつくられました。  

 国会議事堂の中央玄関は、1トン以上の大きなブロンズ製の扉で、選挙後の国会召集日に議員が初登院する時、開会式の日に天皇を迎える時、国賓で外国元首が来られる時だけ開かれます。
 普段は「開かずの扉」と言われていますが、私は6回通りました。

   議事堂の中央玄関を入ると中央広間があります。
 中央広間は2階から4階まで吹き抜けで、天井までの高さは約32メートル、法隆寺の五重塔がすっぽりと入る大きさです。下から見上げるとクビが痛くなる高さです。
 窓と天井はステンドグラスがはめ込まれ、床は約2センチの立方体に切った14色の天然大理石を約100万個使ったモザイクになっています。

 議事堂中央広間には、憲政の功労者として、伊藤博文、大隈重信、板垣退助の3人の銅像が立っています。

   そして、銅像のない台座だけが1つ置かれています。
 「4人目を誰にするか決められなかったため」とも、「政治には完成はない、未完の象徴」とも言われています。
 見えにくいかもしれませんが、右下の台座です。

   国会議事堂というと、ピラミッド型をした中央塔を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。
 この中央塔の最上階、中央広間の頭上は、今は締め切られて上がれませんが約50畳の広さで、建設当初はダンスパーティーが開かれていたそうです。

   これ、国会前庭の一部です。大都会の中とは思えない静寂!

高橋千鶴子さんのHPより――「はじめて国会の中央塔に登る」

 ひょんなことから、農林水産委員会の理事会メンバーで国会の中央塔を見学することになりました。先週、いつもと違って、国会本館の中のお部屋で委員会を開いたとき、中央塔はどうなってる?という話になり、国会に10年いる議員も含めてみたことがない、というので急遽見学会になったのです。
 中央塔とは、いわゆる国会議事堂のシンボル、というか、てっぺんのところで、最近まで落雷の被害で修復工事をしていました。一行は、中央広場に集合。ここは、2階から6階まで吹き抜けになっており、窓と天井にはステンドグラスがはめこまれています。板垣退助,大隈重信、伊藤博文の3人の等身大かなと思うような銅像が四隅にたっているのですが、4人目は空の台座が置かれています。4人目を誰にするか決められず、「政治に完成はない、未完の象徴」という意味があると、見学ガイドのパンフに書かれていました。
 いよいよエレベーターで7階へ。このエレベーターは真四角ではなく、一部が6角形のように角がついていましたし、驚いたのは「さあ、つきました。今度はそちら側から出てください」と言われたこと。そう、入り口と出口が違うのです。出口はカギがかけられ、全くそれと気づきませんでした。次に、忍者対策かと思うような、小さな入り口をくぐり、ホールがあります。
 かつてダンスホールだったといわれていますが。見晴らしは抜群です。今度は螺旋階段を上り、息切れが少しした頃にとうとうつきました。小さな窓にかこまれた中央塔には昭和2年に棟上げをしたという木の板がはめこまれていました。得がたい経験をしたね、とみんな喜んでいました。
 国会議事堂は花崗岩(2万5500トン)、大理石(2800トン)、日華石(106トン)と石材が使われ、随所に見事な彫り物が施されています。日本共産党の工藤晃元衆議院議員が「国会の石」という本を書いていたなーとしみじみ思いました。民主主義の歴史、厳粛な議場という中に身をおくものとしての、緊張感をかみしめていました。  

(高橋千鶴子記)<本人のご了解を得ました>


国会議事堂参観の手続き、議事堂内の写真はこちらから
リンク国会参観(衆議院)の手続き
リンク国会議事堂案内 参議院写真集


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