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奮戦記

【13.05.03】憲法記念日によせて(facebookより)

 今日は、66回目の憲法記念日です。日本国憲法が、1947年5月3日に施行されてから66年、改憲をめぐる情勢が重大な局面となっているなかで迎えました。

 天皇制政府の起こしたあの侵略戦争で、日本国民310万人、アジアで2000万人の尊い命が奪われました。その反省から、前文では「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」「主権が国民に存することを宣言し」とうたっています。

 私の名前は「憲昭」。憲法の「憲」、昭和の「昭」と書きます。
 生まれは、敗戦直後の昭和20年、1945年11月11日。そのころ、明治憲法に代わる新しい昭和の憲法をつくろうという気運が盛り上がっており、両親がそれを感じて「憲昭」と名付けました。私は、この名前に誇りを持って生きてきました。

 そもそも憲法とは、国が従わなければならない決まりであり、国家権力の行使を制限し国民の人権を守る、そういう性格をもつものです。
 日本国憲法が掲げる「主権在民」「恒久平和」「基本的人権」「議会制民主主義」「地方自治」の先駆的原理をまもる国民的努力によって、戦後の日本社会が築かれ支えられてきました。これは大変重いものです。

 安倍総理が主張する96条改憲は、この制限を取り外し時の権力者の意向によって簡単に憲法を変えることができるようにしようというものです。その最大のねらいは、憲法9条を改変し日本を「海外で戦争をする国」につくりかえることにあります。
 自民党の石破幹事長は、憲法9条を変えて国防軍を創設することを参議院選挙の争点にすると公言しています。それは、日米軍事同盟のもとで、軍事力で他国を押さえ込もうというアメリカの軍事戦略に追随して、海外で日本の軍隊が戦争できるようにするもので、絶対に認めるわけにはいきません。

 無法な侵略戦争を許さず、国際紛争を粘り強い話し合いによって解決するというのが世界の流れです。
 安倍内閣がねらう憲法96条改定に、改憲論者のなかからも反対の声が上がっています。――いまこそ、「護憲・改憲」などの違いを超え96条改定反対の一点で共同をひろげようではありませんか。

  目が覚めませんか?
佐々木憲昭twitterより

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