奮戦記
【13.04.28】国会議員定数削減は必要なのか(facebookより)
国会議員の「定数削減」を行う国際的・歴史的な合理的根拠が存在しないにもかかわらず、なぜ、「削減」論が出てくるかと言えば、国民に消費税などの負担増を押しつけるのだから国会議員も「身を削る」べきだという発想から出ている。
私たちは、消費税増税そのものに反対であり、その立場からの「身を削る」論に与するものではない。どの点から見ても、比例定数の削減を持ち出すのは、筋違いであり極めて不当であると言わざるを得ない。国民に痛みを押しつけ、その声を封じ込めるのと同じだからである。
いま求められている改革は、選挙制度の基本にたちかえり、民意を正確に議席に反映する制度に抜本的に改めることである。
日本共産党は、以下の提案をしている。
- 小選挙区制を廃止し、全国11ブロックの比例代表制に改革する。
- 総定数480議席を維持し、全ての定数を現行の比例11ブロックに人口比例で配分する。(この結果、ブロック間の最大格差は1・03程度にとどまる)
この改革は、「民意をゆがめる」という小選挙区制の最大の弊害をとりのぞくとともに、投票価値の平等の点でも最も合理的な解決をはかることができるものである。