奮戦記
【12.01.26】代表質問―消費税増税は自民党がやる?
衆議院本会議で、自民党と民主党の代表質問がおこなわれました。
今日の質疑・答弁を聞いていると、民主党も自民党も消費税増税ではまったく同じ方向を向いているということが、いよいよはっきりしました。
自民党の民主党・政府への批判は「消費税増税に反対」という立場からではなく、「マニフェスト」に違反しているという一点にあります。
自民党の谷垣総裁は、質問で「一体改革のマニフェスト違反は明らかです」と批判しました。
そのうえで「自民党は消費税増税を含む税制抜本改革を断行することを堂々と掲げた」と言い、自民党にこそ消費税増税の資格があるというのです。
これにたいして、野田総理は「自公政権の方針を引き継いだ」「自民党提案の法案通りやっている」と答え、自民党と同じ政策だから賛成してほしいと繰り返すだけです。
自民党の2番手の質疑者は、細田博之議員でした。
その質問を聞いて、また驚きました。
――細田氏は「消費税増税につき自民・民主両党が公約に掲げて選挙を行い、信を得た政党が国会での成立を図るべきだ」と言ったのです。
要するに、2大政党は「消費税増税」を掲げて選挙をやり、選挙の結果どちらが政権についても消費税大増税をおこなおうと呼びかけているのです。
これでは、民主党が勝っても自民党が勝っても、消費税大増税の翼賛議会ができあがるだけではありませんか。
国民が求めているのは、「消費税増税をやめる政治」の実現ではないでしょうか。
明日は、公明党、日本共産党、新党きづな、社民党、みんなの党、国民新党の代表が質問します。
日本共産党から、志位和夫委員長が質問します。
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