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奮戦記

【11.10.18】看過できない、復興大臣の「逃げなかったバカなやつ」発言

   平野達男震災復興担当大臣は、今日、福島県二本松市で開かれた「民主党・新緑風会」の研修会での挨拶で、東日本大震災にともなう津波被害に関連して「私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる。彼は亡くなったが、しようがない」と述べたと報道されています。

 いったい、どうなっているのでしょう。これが事実だとしたら、死者を冒涜する許されざる発言です。
 だいたい「バカなやつ」という表現に、人を見下す思い上がった姿勢が現れています。
 平野氏はこの後、記者団に「冷静で客観的に話さないといけない中で感情が入った。(私の発言で)不快な思いをされている方がいたら、心からおわびします」と語ったそうです。

   先日のNHKで、津波から逃げなかった人々の行動を分析していましたが、本人の責任に帰すことのできないさまざまな原因があります。

 震災復興担当大臣がやるべきことは、人をバカにすることではありません。
 被害の原因をきちんと究明し、二度とこのような深刻な被害を繰り返さないための抜本的な対策を考えることではありませんか。

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