奮戦記
【11.09.27】衆院予算委で日本共産党の志位委員長が質問
衆議院予算委員会の質疑は2日目を迎え、日本共産党の志位和夫委員長が質問に立ちました。
志位氏は、東京電力が作成した福島第1原発事故の被害者向けの賠償申請書類が、あまりにも被災者を軽視した「心ないもの」になっていると指摘しました。
これに対して野田佳彦総理は、「160ページ近い読み物を読むのは相当時間がかかる。心して読まなければ頭に入らない。煩雑過ぎる」と批判しました。
志位氏が「東電は賠償を少なくしようと考えているのではないか」と批判したことを受け、枝野経産大臣は「東電の対応は、賠償を少なくしようと考えていると受け取られても仕方がない。引き続き厳しくチェックしていく」と述べました。
志位氏は、除染によって取り除いた土など放射能を帯びた廃棄物の「仮置き場」について、「せめて期限を決めてもらえれば」との声を紹介し、最終処分の方法・場所について国民・住民の討論を行い専門家の知恵も総結集し国として責任を持って具体化をはかるべきだ」と指摘しました。
細野豪志原発事故担当大臣は、「中間貯蔵施設」について「10月中には政府としての考え方を提示したい」と述べ、建設へ向けた工程表を来月にもまとめると答えました。
しかし、最終処分については触れませんでした。
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