奮戦記
【11.07.16】原発ない社会――菅内閣のちぐはぐ!
菅総理が、13日の記者会見で「将来的には原発がなくてもやっていける社会を目指す」と述べたことは前向きの発言ですが、本人や閣内がバラバラです。
閣僚から異論が噴出すると、菅総理は「個人の考えだ」(15日の衆院本会議)と答弁するなど、まったく一貫性がありません。
だいたい原子力発電をなくすかどうかという政治の焦点について、記者会見を開いて発言しておきながら、国会で問われたら「個人の考えだ」というのは、あまりにも無責任です。
これでは、内閣として原発から撤退する意思がないということになってしまいます。
総理が何をいっても、これからは「個人の見解」か「内閣の見解」かをいちいち確かめなければならなくなってしまいます。
菅直人総理は、午後、福島県郡山市内のホテルで福島第1原発周辺12市町村の首長などと会談し、事故収束に関し来年1月までを目標とする原子炉の冷温停止を前倒しして実現したい意向を表明しました。(写真は首相官邸屋上=福島に出発する菅総理)
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