奮戦記
【11.03.28】水素爆発の危険も指摘していた吉井英勝議員の質問
東日本大震災の大津波は、福島第1原発の非常用電源を破壊し、炉心の冷却機能を奪いました。
いま、あらためて5年前の吉井英勝議員の質問が話題になっています。
吉井氏は大津波と原発事故について質問しており、津波の“押し波”とともに、“引き波”の影響が大きいと政府をただしていたのです。
2006年3月1日の衆院予算委員会第7分科会の質問です。
当時の「しんぶん赤旗」は、「原発8割 冷却不能も」「津波引き波5メートル取水できず 炉心溶融の恐れ」という見出しで、1面トップで報じました。
これは、いまネット上でも話題となっています。
吉井氏は、チリ地震(1960年)の事例をもとに「(押し波が高ければ)水没に近い状態で原発の機械室の機能が損なわれ」「(引き波が大きければ)原発の冷却機能が失われる」と指摘し、押し波・引き波ともに想定せよと迫っていたのです。
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