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奮戦記

【10.04.01】年金の差し押さえで命を奪うことは許されない

   今年1月、千葉県長生村で年金の差し押さえがおこなわれた後、77歳の高齢者が孤独死をするという残念な事件がありました。

 栄養失調で餓死するという痛ましい事件です。
 木造2階建てのアパートの1階の部屋で薄い布団をかけ、仰向けに寝た状態で亡くなっていたといいます。男性は独り暮らしで、ミイラのようにやせ細っていました。
 税金滞納を理由に、年金が振込まれる銀行口座を差し押さえられて、生活費に困窮し電気も止まった寒い部屋で孤独死をしていたのです。

   年金が振込まれた銀行口座を差し押さえするまでに、税務課は督促状を出しただけで、納税者と直接対話をしていませんでした。
 にもかかわらず、いきなり5000円だけ残して全額差し押さえました。
 5000円は、タクシー代だから残したといいます。
 この人の生活実態や資産状況、経済状況を把握せず、年金の差し押さえで生活がどうなるかのを確認もせず、差し押さえるなど言語道断です。

 明日の財務金融委員会で、このことを取り上げて質問します。

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