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奮戦記

【10.03.31】鳩山総理は、何に「命がけで体当たり」するのか

   鳩山総理は、今日の党首討論会で普天間基地問題について、「命がけで体当たりで行動してまいる。必ず成果を上げるので政府を信頼いただきたい」と述べました。

 いったい何のために、誰にたいして命がけで行動するというのでしょうか。
 移設先について、首相は「腹案を持ち合わせている」と語りました。
 報道によれば、鳩山内閣が普天間基地の部隊・訓練を、当面は沖縄県の内外に部分移転させ、10年以上かけて沖縄県うるま市沖(ホワイト・ビーチ)を埋め立て新基地を建設するという「2段階案」を検討しているとされます。
 これでは、被害がいっそう広がることになるではありませんか。

   うるま市沖につくろうという基地は、滑走路3600メートルが2本と、3000メートルが1本といわます。
 そうなると、辺野古(名護市)沿岸案の施設をはるかに上回る埋め立てをして、巨大な米軍基地をつくることになります。
 しかも、徳之島(鹿児島)にまで移転先を押し付ける案も浮上しています。
 基地移設先や訓練移転の「候補地」と目されている鹿児島県徳之島では、「いま黙っていたら故郷は基地の島になる」として、3月28日に、地元3町(人口2万6640人)や商工会など60を超す団体が主催し、4200人が参加して基地移設に反対する大規模な郡民大会を開きました。

   鳩山総理は、今日、「国民の皆さんに、この地域ですよということを申しあげたとたんに、やはりその地域から、この地域は難しいよ、いろいろなお声を頂戴することは分かっています」と言いました。
 危険な基地は、どこに移しても危険なのです。だから、反対運動が起こるのです。
 大事なことは、「代替基地探し」ではなく、「危険な基地撤去」を目指してアメリカと「命がけ」で交渉することではないでしょうか。

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