奮戦記
【09.03.22】大企業よりも中小企業への支援こそ優先すべきだ
日銀短観によると、昨年9月では、「資金繰り判断」をみると、大企業はプラス15、中堅企業がプラス3ですが、中小企業はマイナス11です。
12月になりますと、中小企業はマイナス15となっており、ますます資金繰りが厳くなっています。
また、金融機関の貸し出し態度をみると、9月の時点では、大企業が13、中堅企業が7に対して、中小企業はマイナス3となっており、12月でもマイナス9です。
ますます、中小企業に対して金融機関の貸し出し態度が厳しくなっているということがはっきり出ています。
全体として、大企業向けの銀行の貸し出しは比較的順調ですが、中小企業は、非常に厳しい状況にあります。
それなのに、日銀は、大企業にたいしてだけは、CPや社債の買い入れをおこなうとしています。
これは、「異例中の異例」と説明をされていました。
しかし肝心なのは、日本経済にとって、雇用、生産などで圧倒的比重を占めている中小企業を支援することではないでしょうか。
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