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奮戦記

【09.02.10】三菱電機の横暴を正せ――予算委で雇用・景気の集中質疑で質問

   昨日の予算委員会(雇用・景気の集中質疑)で、三菱電機の派遣切りについて質問しました。

 三菱電機名古屋製作所で五年以上働きながら、昨年12月に契約期間途中で解雇された非正規労働者の悲痛な叫びを綴った手記を紹介し、政府に対応を迫りました。
 「いいようにこき使われ、利用され裏切られたのだとはっきり気づいた」と書かれていました。
 2002年から6年半、派遣として働き、4月末まで契約期間がありながら、昨年12月末に解雇された派遣労働者の実態を紹介しました。

   最大3年を超えて同一業務で仕事をさせることは違法で、3年を超える場合、派遣先企業は直接雇用を申し出る義務があるにもかかわらず、一度も行われていませんでした。

 私は「実態をただちに調査せよ」と迫りました。
 舛添要一厚生労働大臣は「法律にもとづいて厳格な指導をやり、正していく」と答えました。
 三菱電機の派遣労働者の多くは、社員食堂の値段が正社員の倍など差別的な扱いを受け、作業服も負担が重いのです。
 たとえば、作業用の帽子は、正社員は10円なのに、派遣労働者は1000円〜2000円も負担させられています。

   ある派遣労働者は、洗浄作業で揮発の激しいシンナーなど有機溶剤を毎日吸い込み、のど・鼻の痛み、めまいなどを訴えたのに、取り合ってもらえず、2カ月間作業を続けさせられました。

 私は「危険な作業を派遣社員に押し付けている。派遣先は労働者を生きた人間としてではなく、モノのように扱い、切り捨てている」と追及しました。
 麻生太郎総理は「事実であるなら、はなはだ遺憾だ。労働基準法の点からも問題だ」と答えざるを得ませんでした。

   派遣先の大手企業は、派遣労働者を自分の会社の指揮命令下で働かせているのに、労働契約を結んでいません。

派遣元企業と、民事上の契約を結んでいるだけです。
 大規模な「派遣切り」を行った大分キヤノンは、解雇通告を受けた派遣・請負労働者が交渉に行ったら、「雇用関係にない」と門前払いするのもそのためです。
 私は「派遣先の大企業は、労働者に対して直接、指揮命令下で働かせている。雇用に対する責任も当然負うべきだ。とにかく今の法制でできることは全部すべきだ。抜本的な法改正も必要だ」と強調しました。

<質問後、名古屋北部青年ユニオン関係者との懇談>  

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