厚労省が、昨日発表した派遣切りなど非正規労働者の解雇・雇い止めで職を失う人は、12万4820人にのぼっています（昨年10月から今年3月まで）。

　これは、昨年12月の前回調査時の約8万5000人から約4万人も増加しています。
　驚いたのは、そのうちの26.5％にあたる3万3095人が、東海地域に集中していることです。とりわけ、愛知県は全国一の2万113人で、全国の16.1％も占めています。

　トヨタをはじめとする自動車産業や電機産業などの製造業が、大規模な「非正規切り」を進めているためです。

　雇用形態別では、派遣労働者が8万5743人と大半で、このうち、中途解除が4万2716人と半数を占めており、依然として「違法解雇」が横行しています。
　雇用を維持する体力がありながら、「非正規社員切り」に走っている大企業の社会的責任が、厳しく問われなければなりません

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