奮戦記
【08.11.19】トヨタ車体に「希望する派遣労働者を正社員にせよ」と要請
トヨタ車体が実施・計画していた派遣社員の「クーリング」(一時的に派遣期間が切れるように見せかける)問題について、日本共産党の志位和夫委員長が10月7日の衆議院予算委員会でとりあげ、「制限なしに派遣社員を使い回すものだ」と批判し、是正するよう求めていました。
派遣労働者を3年を超えて働かせようとすれば、会社がその労働者に直接雇用を申し出なければなりません。
しかし、「クーリング」を実施すれば、事実上、派遣労働者を上限の3年を超えて使い続けることになり、それは、違法行為になります。
クーリングを実施すること自体、その業務が臨時的・一時的でなく、常用雇用の代替だということを意味します。
その後、トヨタ車体は「クーリング」を全工場で中止し、派遣労働者を期間社員として直接雇用するという方針を明らかにました。
それは「クーリングは法の解釈にのっとりよろしくない、と私どもが自主判断」したためと説明しています。
今日の申し入れは、それを踏まえて日本共産党国会議員団がおこなったもので、内容は以下の通りです。
ご一緒に参加したのは、瀬古由起子元衆議院議員、八田ひろ子元参議院議員、野村武文刈谷市議会議員、柏木ひろあき党愛知県委員会書記長、佐々木明同政策委員会責任者などです。
(1)希望する派遣労働者全員を、正社員(期間の定めのない雇用契約)として直接雇用すること。
(2)直接雇用を希望しない派遣労働者には、トヨタ車体と派遣元が共同の責任で新たな就職先を斡旋すること。就職先が決まるまでの間、現在住んでいる寮にひきつづき住めるようにすることなど生活を保障すること。
申し入れに対するトヨタ車体の回答については、明日の「しんぶん赤旗」に報道されます。
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