奮戦記
【08.08.16】太田農水大臣、「消費者がやかましい」発言を撤回せず
太田誠一農水大臣は、昨日の閣議後の記者会見で、食の安全に関し「消費者がやかましいから、さらに徹底していく」とNHKの番組で発言したことについて、反省するどころか開き直りました。
同大臣は、「あえて付け加えることも、差し引くこともない」と語り、修正や撤回はしない考えを明らかにしたのです。
10日の番組出演後も、不適切な発言ではないかとの記者団の指摘に「それは揚げ足取りだ」と反論していました。
「やかましい」発言を撤回しないということは、この大臣が、国民と消費者が「過剰な要求をしている」と考えていることを示しています。
これで、まともな「食の安全」政策を進めることができるのでしょうか。
農水大臣は、NHKで「国民がやかましくいろいろいうと、それにこたえざるをえない日本のような国の場合は、社会主義の国である中国のように消費者のことを考えないでもいいという国とは違って常にプレッシャーにさらされている」「とくに日本の場合は潔癖だから基本的には私は食の安全というのは日本国内では心配しなくてもいいと思っている」などとも述べていました。
太田氏は、以前にも舌禍事件を起こしたことがありました。
2003年、早大生サークル「スーパーフリー」集団暴行事件について、「レイプする人はまだ元気があるからいい」と放言したのです。
国民を蔑視し見下すような人物は、大臣の資格が問われます。
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