奮戦記
【08.07.03】憲法9条こそ世界の宝――高まる国際的な評価
先日、岐阜でおこなわれた日本青年会議所主催の「憲法タウンミーティング」で、中心的な論点になったのが、憲法9条を変えるかどうかでした。
パネリストの自民党衆議院議員は、憲法9条を変える理由として「自前の軍隊を持たないと世界から一人前扱いされない」という主旨の発言をされました。
私は、第9条にもとづく平和的な国際貢献こそ、日本が果たすべき役割で、アメリカの世界戦略・戦争に参加することは歴史に逆行する道だと述べました。
憲法9条は、世界からも高く評価されています。
たとえば、1999年には、オランダのハーグで開かれた世界100カ国以上のNGOが参加した平和市民会議で、「各国議会は、日本の憲法9条のような戦争を禁止する決議を採択すべきである」との基本原則が採択されています。
2005年には国連のアナン事務総長(当時)が呼びかけて開催された紛争予防国連会議(GPPAC)で「日本国憲法9条は、アジア太平洋地域全体の集団安全保障の土台となってきた」との決議を採択しています。
2006年には、バンクーバー世界平和フォーラムが開かれ、「各国政府は、日本の9条のように、憲法により戦争を放棄すべきである」との文書を採択しました。
このように、憲法9条は世界でも高く評価され、憲法9条を全世界に広げようという運動が広がっています。
それは、「戦争のない世界」「武力によらない平和」を望む声が力強く広がっていることを示すものでもあります。
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