奮戦記
【08.05.15】医師が怒りの抗議――高齢者医療制度は廃止以外にない!
今日の衆議院本会議散会後、衆院議員会館前の路上で、後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める集会が開かれました。集会を主催したのは、全国保険医団体連合会です。
この集会には、日本共産党、民主党、社民党、国民新党の議員が参加し、連帯の挨拶をしました。
4月に実施された後期高齢者医療制度は、75歳という年齢で区切って異なる制度に強制的に移行させるものです。
そのため、これまで保険料負担のなかった被扶養者を含め、生活保護世帯を除くすべての高齢者から保険料を徴収し、高齢者人口の増加や医療費給付費のぞうかにともなって、際限なく負担を増やす過酷な制度となっています。
4月におこなわれた「朝日」の世論調査では、この制度を「評価する」と答えたのは18%で、71%もの人々が「評価しない」と答えています。
集会に参加した方々がパネルで紹介していた川柳に「使い捨て、むかし兵隊いま老人」というのがありました。
あの戦争中から戦後にかけて苦労された方々が、いわゆる「後期高齢者」とされた方々です。
年金からの天引きを苦にしたと見られる自殺も、山形県で起こりました。長生きすることを罰するかのような制度は、中止・撤回しかありません。
私は、高齢者の怒りの声を紹介し、連帯のご挨拶をさせていただきました。
共済の今日と未来を考える懇話会から、新保険業法の経過措置期間の延長を求める要望
「共済の今日と未来を考える懇話会」は、自営業者、医療関係者、登山者などさまざまな分野で活動する団体が共同でつくっています。
懇話会から、新保険業法の経過措置期間の延長を求める要請を受けました。
参議院では、3月に新保険業法の経過措置期間を1年延長する法律案を4野党と無所属議員が共同して提出しました。
しかし、新保険業法は、今年3月末で「経過措置」の期限を終了しました。
懇話会の方々は、ひきつづき「延長」を続けるよう求めています。これは、党派を超えて賛同できるものです。
より根本的には、一刻も早く自主共済を新保険業法の適用除外とするよう要望しています。
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