国会は、今日から実質的に動き始め、衆議院の議院運営委員会の理事会がおこなわれました。

　Ｃ型肝炎薬害被害者救済の法案について、厚生労働委員会理事会で与党案が正式に提示されました。明日の委員会で、参考人を招いて質疑をおこない、全会派一致で衆院本会議に「緊急上程」され、可決される見通しです。

　議運委理事会に、町村官房長官が出席し「通常国会を1月18日に召集したい。会期は180日。6月15日まで」と述べました。

　問題は、テロ特措法案の扱いがどうなるかです。

　参議院で10日までに採決(否決）しなければ、衆議院の本会議を11日にも召集し、夜中に延会（日をまたいで会議を行う）手続きを行って、12日の未明に参議院が否決したとみなす「見なし議決」をおこない、さらに3分の2による「再議決」を強行するという荒技を行使すると言われています。

　その攻防がどうなるか、それは通常国会の入り口がどうなるかにかかわってきます。……決して気を抜ける状況ではありません。

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