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奮戦記

【07.10.11】「非正規」の犠牲で大企業に空前利益──「日雇い派遣」の禁止を

   昨日の質問で言いたかったこと。……

 私は、大企業の空前の利益が、低賃金の非正規雇用の増大という犠牲の上にもたらされていることを指摘しました。
 2007年の非正規雇用者数は1731万人で、全労働者に占める比率は33.2%にまで増加しました。
 なかでも年収200万円に満たない「ワーキングプア」は派遣社員の49.6%を占め、圧倒的多数が低賃金の不安定雇用を強いられています。

   福田総理は、非正規労働者が増えたのは、「社会の価値観の多様化や働き方の多様化もある」などといいました。

 私は、福田総理が所信表明で「働く人を大切にする」とのべたことを指摘し、「そうであれば、『期間の定めのない直接雇用を基本にする』という原則に立ち返るべきだ」と求めました。

 なかでも、非人間的な「日雇い派遣」の禁止や「登録型派遣」の原則禁止を要求しました。

   舛添要一厚労大臣は、「労働政策審議会で見直しの検討を開始させた」といいましたが、明言しませんでした。

 私は、労働政策審議会で「登録型派遣」の禁止に真っ向から反対しているのは経営者側の委員であることを指摘しました。

 そして、雇用・労働分野での規制緩和推進を掲げている日本経団連の方針が、背後にあることにふれました。

 違法な偽装請負を指摘されても「法律が悪い」と開き直っているキヤノンの御手洗冨士夫会長(日本経団連会長)を参考人として招致することを強く要求しました。

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