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奮戦記

【07.06.15】財務金融委員会で伊藤委員長と与党が強行採決!

写真 今日は午前中、財務金融委員会と法務委員会の連合審査が行われ、私も質問しました。
 その後、財務金融委員会を開いて、与党だけで30分の質疑がおこなわれる日程になっていました。
 ところが、連合審査の質疑がおこなわれている最中に、自民党筆頭理事と財務金融委員長が「午前中に採決し午後の本会議に上程したい」と、突然、言い出したのです。
 野党側は、「それは認められない。理事会を開いて協議せよ」と要求しました。
 理事会を開きましたが、与党は「質疑打ち切り、採決」の一点張りで譲らず、委員長が職権で委員会を開き、野党が抗議するなか採決を強行しようとしたのです。

写真 野党側は、このような強権的な委員会運営に抗議し、「伊藤達也委員長不信任決議案」を提出しました。
 ところが、与党は「各発言を3分以内に制限する」という緊急動議を提案し可決しました。
 このような不利な状況下でしたが、私は、委員長不信任決議案に賛成する討論を堂々とおこないました。
 結局、強行採決がおこなわれました。ほんとうに腹が立ちます。
 強行採決の後、私たち野党側が、衆議院の河野洋平議長にお会いし、このような強行採決を認めるわけにはいかないと要請しました。

写真 河野議長は私たちの訴えを、うなづいて聞いておられました。
 結果として、予定時間よりも大幅に時間がずれて本会議が開かれ、法案が緊急上程されました。
 議長の提案で、反対討論が許可されることになり、私は、日本共産党を代表して討論を行いました。
 本会議後、議長のもとに各党の国対委員長が呼ばれ、日本共産党の穀田恵二国対委員長も出席しました。
 その結果、来週、財務金融委員会で“補充質疑”がおこなわる方向で協議することになりました。
 今週は、委員会「質問」3回、委員会「討論」1回、本会議「討論」2回、合計6回の発言となりました。先週も6回発言しましたから、この2週間で12回の発言となりました。

 以下、本会議で私がおこなった法案への反対討論をご紹介します。

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<電子記録債権法案 本会議反対討論>

写真 法案の討論に入る前に、一言申し上げます。
 本日の財務金融委員会で、理事会での合意なく、与党が強行採決をしたことに、厳しく抗議するものであります。与党と伊藤達也君の委員会運営は、あまりにも強権的であり、議会制民主主義を破壊するものであります。
 本法案は、本日から審議入りしたばかりであります。午前中、連合審査が2時間行なわれ、財務金融委員会としての審議は、与党議員が1名、わずか20分程度の質疑にすぎないのであります。野党は、誰一人として質疑を行なっておりません。
 また、要求した資料も提出されず、関係者の参考人招致も協議中でありました。このような状況下で、採決を強行するなど、言語道断であります。厳しく抗議するものであります。 提案された法案は、金銭債権の流動性を高めるために、「電子記録債権」という新しい債権を創設するものであります。保管・流通コストがかからず、譲渡しやすい債権という面では中小零細企業の資金調達にも役立つ面があります。

写真 しかし、本法案では、手形・売掛債権のみならず、通常の融資などすべての金銭債権が対象となるため、金融機関の融資などの債権まで、電子記録債権として譲渡が促進されるおそれがあります。
 これは、金融機関が、借り手企業の経営者の資質や事業の将来の展望について判断し、長期にわたり融資を実行するリレーションシップバンキングの精神に反するものであります。
 中小零細企業・個人事業者は不利な立場に立たされるにもかかわらず、本法案には、このことへの対策が盛り込まれていません。
 以上、本法案に反対する理由をのべ、討論を終わります。

日本勤労者山岳連盟の「自主共済をまもり、共済・互助会の今日と未来を語り合うつどい」の国会請願デモ行進を激励しました

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 昨年4月に施行された新保険業法によって、構成員のため自主的におこなっている共済制度が、存続の危機に追い込まれようとしています。

写真 「遭難対策基金」は、山での遭難時に多大な費用負担を軽減するとともに、事故を未然に防ぐ安全登山を普及するために資金を積み立てているものです。

 これは、営利を目的とする保険業ではありません。そこに、むりやり保険業法を適用することは許されないことです。
 今日のデモは、登山をするときの格好でおこなわれ、大いにアピールしました。

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