奮戦記
【07.05.14】自民・公明による改憲手続法の参院強行に抗議する
今日、改憲手続法=国民投票法は、参院本会議で採決されました。
自民、公明両党などの賛成で可決されました。
十分な審議なしに、日本の将来を左右するこのような重要法案の採決を強行したことに、断固抗議するものです。
今後、夏の参院選後の臨時国会に、衆参両院に憲法審査会が設置され、国会で初めて憲法改訂に向けた審議が始まることになります。
今日の記者会見で、志位委員長は次のように言いました。
「どんな改憲手続き法の仕掛けをつくったとしても、国民の多数がノーといえば改憲はできない。憲法改悪に反対する揺るぎない、確固とした国民の多数派をつくるために力を尽くしたい」と。
憲法審査会では、3年後の法施行まで憲法改正案の審査・提出はできません。仮に、国民投票の実施が可能になるとしても、それは2010年以降になるのです。――この間に、改憲反対の世論と運動をどのように発展させるかが、決定的です。
また、その後の改憲の発議のためには、衆参両院で3分の2が必要です。それを阻止するためにも力をつくさなければなりません。
このように、憲法を変えて、海外で戦争をする国をつくるというのは、決して簡単ではありません。
日本国民との矛盾、アジアや世界との矛盾をいっそう広げることになるのです。改憲に反対する内外の世論を大いに広げる展望をもって、たたかかいたいと思います。