奮戦記
【07.05.10】1億円ヤミ献金事件で村岡元官房長官に有罪判決
今日、1億円ヤミ献金事件で、東京高裁が村岡兼造元官房長官に逆転有罪の判決を言い渡しました。
この事件は、日本歯科医師連盟(日歯連)から自民党旧橋本派が1億円のヤミ献金を受け取っていながら、政治資金収支報告書に記載しなかったため政治資金規正法違反に問われていたものです。
東京高裁は、1審・東京地裁の無罪判決(06年3月)を取り消し、村岡兼造被告に対し禁固10月、執行猶予3年の逆転有罪判決を言い渡しました。
この村岡元官房長官の有罪判決について、日本共産党国会議員団の金権・腐敗政治追及委員会責任者として、マスコミから談話を求められました。
重要なことは、自民党の派閥である平成研究会に対して、日歯連から1億円という巨額のカネがヤミで渡されたことが、1審2審とも認定されたことです。
しかし、この裁判で争われたのは、献金をヤミ処理した責任が誰にあるかという点だけでした。この1億円が何の目的で渡され、何に使われたのかは、依然として明らかになっていません。
ほんら事実を調査して真実を究明すべき自民党は、これまでまったく自浄作用を果たさないばかりか、国会の場でも関係者の証人喚問を拒否するなど真相究明を妨害してきたのです。
その責任が、あらためて問われます。その後も、カネの力で政治をゆがめる体質は、なんら変わっていません。
徹底した真相究明を求めるとともに、企業・団体献金の全面禁止、腐敗政治一掃のため、さらに力をつくさなければなりません。
国会請願デモを激励――改憲手続き法の強行を許すな!!
今日は、夕方から日比谷野外音楽堂で、首都圏の憲法改悪反対共同センターなどが主催する改憲手続き法案阻止集会がおこなわれました。――その後おこなわれた国会請願デモを、日本共産党議員団が激励しました。