奮戦記
【07.04.30】安倍内閣の“軍事・強権国家づくり”で悪法目白押し
今日の「しんぶん赤旗」を見て、あらためて思います。
安倍自公政権が“軍事・強権国家づくり”をいかに急ピッチで進めているか。今国会で成立を狙う法案(別掲)に、それがあらわれています。
改憲手続き法案は、九条改憲の条件づくりとなるものです。安倍首相は、法案成立を前提に「憲法改正を政治スケジュールに乗せていく」と言いますが、それは、海外でアメリカとともに武力行使(=集団的自衛権の行使)に踏み出すためです。
その流れのなかに、在日米軍再編促進法案とイラク特措法延長案があります。
教育三法案(学校教育法、地方教育行政法、教員免許法各改定案)は、改悪教育基本法による教育統制を具体化したものです。
義務教育の目的に「国と郷土を愛する態度」など多くの徳目を盛り込み、学校・教員に事細かな指示を行えるようにするものです。
警察による調査権限を強化する少年法改悪案にも、国の権限強化が現われています。厳罰化と警察的・権力的対応を優先すれば、えん罪など子どもの人権を侵害する重大な危険があります。
話し合っただけで犯罪となる「共謀罪」を創設する組織犯罪処罰法改悪案(共謀罪法案)も衆院で継続審議になっています。
このように並べて見ると、この内閣がいかに危険な方向をめざしているか、明らかではないでしょうか。