奮戦記
【07.04.25】日本国憲法施行60周年記念式。自主共済を守れ!
今日午後1時から、憲政記念館において衆参両院主催で「日本国憲法施行60周年記念式」がおこなわれ、私も他の議員とともに参列しました。
会場にはいると、正面に大きな日の丸が掲げられており、かなりの圧迫感を覚えました。
正面に向かって、演壇の右側に河野洋平衆議院議長と扇千景参議院議長、左側に、安倍総理と最高裁判所長官が座り、その順番で挨拶・祝辞が述べられました。
河野衆院議長は、次のように述べました。
――「憲法の下、わが国の部隊(自衛隊)が海外で1人たりとも他国の国民の命を奪うことはなかった。この平和の歩みは誇ってよい実績だ」。改憲の論議については、「幅広い視野に立ち、謙虚に歴史に学ぶ心を持ち、国家と国民の将来に責任をもって行われることを切に望む」と。…それなりに、スジの通った発言です。
これにたいして、安倍晋三首相は「憲法を頂点とした基本的枠組みを時代の変化に対応させるため、改革が求められている。新しい国づくりに向け、国のかたちを語る憲法のあり方の議論が積極的に行われることを願う」と述べ、あらためて改憲の姿勢を明らかにしました。
日本国憲法施行60周年記念の式典で、このような立場を表明したことに、大いなる疑問を覚えました。
じっさい自民党は昨日、改憲に向けた機運を高めるため、「新憲法制定推進の集い」を開いています。同党が、憲法問題で大規模な集会を開くのは初めてのことです。
安倍総裁は、そこで「必ず憲法改正を政治スケジュールに乗せる」と述べ、任期中の改憲に意欲を示したということです。――その姿勢が、今日の「祝辞」のなかにも出たのでしょう。たいへん危険な兆候です。
自主共済を新保険業法の適用除外にして存続させよ!――第1回国会議員懇談会に出席しました
商工自営業者や医療人、登山者など、さまざまな分野で活動する団体が共同でつくっている「共済の今日と未来を考える懇話会」が、自主共済を新保険業法の適用除外にし存続させよと、第1回国会議員懇談会を開きました。
私も、日本共産党を代表して出席しました。他に、自民、民主、国民新党の衆参の議員が参加しました。
全国保険医団体連合会の住江憲勇会長が、懇話会を代表して挨拶しました。
社会保障制度の改悪のもと、国民生活の苦しみが増しているいまこそ、生活と営業を支え合う自主共済を守ることが何としても必要だとのべました。
私は、財務金融委員として、改定保険業法の審議のなかで「ニセ共済の規制は当然だが、助け合いの仕組みである自主共済に、利益を目的とする保険業法を適用することには反対だと追及してきた」と話ました。
また、法案成立後も、一貫して、自主共済を適用除外とするよう求め、質疑や金融庁交渉をおこなってきたことを紹介し、「皆さんとともに、たたかいを強めていきたい」と挨拶しました。