奮戦記
【07.03.19】イラク開戦から4年―米国など世界各地で抗議行動
明日3月20日は、イラク戦争開始4周年です。
アメリカでは、ワシントンやロサンゼルスなど各地で、米国民の声を無視し戦争政策を続けるブッシュ政権に抗議する大規模なデモ・集会が行われています。
17日と18日の2日だけでも、反戦行動は1000カ所に上るとみられます。
AFPによると、16日夜にはホワイトハウス前の路上で、警察の命令を無視して徹夜の平和集会を継続した聖職者を含む平和活動家ら約100人が拘束されています。
アメリカ国民のイラク戦争への支持は低下しており、最新の調査では過半数の米国人が「イラク進攻は間違い」と考えており、米軍のイラクからの撤収計画を早急に打ち出すべきだとしています。
17日には、スペインでもイラク戦争4周年と首都マドリードでの連続列車爆破テロ3周年(11日)で集会・デモが行われ、40万人が参加しています。
イラクの首都バグダッドでは、開戦以来、米軍とイラク軍による最大規模の掃討作戦が展開されています。しかし、事態好転の兆しはほとんどありません。
むしろ、昨年来のシーア派、スンニ派の「内戦」は首都を「地獄絵図に沈めた」(「東京新聞」)と言われています。