奮戦記
【07.03.17】光熱水費をめぐる不可解な処理と説明拒否について
安倍晋三首相は、民主党の中井氏が資金管理団体の光熱水費を“虚偽記載”していた問題で、中井氏を批判しました。
しかし、安倍首相に批判する資格があるのでしょうか。
松岡利勝農水大臣が自らの光熱水費問題について説明を拒んでいること、佐田玄一郎前行革担当大臣が政治資金について「不適切な処理」があったと認めていながら収支報告書の訂正さえしていないこと……。
安倍首相は、これらの居座りを容認しつづけているからです。
一方、中井氏は、タクシー代や慶弔の花代などを、どうして光熱水費として記帳していたのでしょうか。
「会計責任者のミス」としているそうですが、ほんとうに納得できる説明をしてもらいたいものです。
「毎日新聞」は、こう書いています。
――13日の毎日新聞の取材に、会計責任者は内訳の一部として「(冠婚葬祭の)花代、電話代、タクシー代」などを挙げたが、16日の会見で中井氏は理由を説明せずに撤回した。地元の冠婚葬祭で花などを有権者に提供すれば、公選法に抵触する恐れがある。
中井氏は「領収書はそろっている」とコピーの一部を見せた。だが、過去5年間で4年分について、光熱水費の収支報告書への記載額はぴたりと万単位で、端数がない。
最大のなぞは、費目の違う経費を付け替えた理由だ。中井氏は前任者からの引き継ぎで現在の会計責任者が続けていたと説明するが「(前任者は)生きているかどうか知らない。重い病気で連絡が取れない」とかわした。会見後にさらに説明を求めると「これは永田町の常識なんだ」とつぶやいた。――