奮戦記
【07.02.03】それでも残業代ゼロ・長時間労働法案を提出!?
国民の批判がこれほど強くても、政府は残業代ゼロ・長時間労働野放し法案をあくまでも提出するというのでしょうか。
厚労大臣の諮問機関である労働政策審議会が、サラリーマンを何時間でも働かせたうえ残業代も払わない「ホワイトカラー・エグゼンプション」などを盛り込んだ労働基準法改定案と労働契約法の法案要綱を了承する答申を出しました。
答申に労使双方の反対意見を付記しておきながら、「おおむね妥当」という答申を出したのですから、とんでもないことですね。
これを受けて、厚労省は今国会にも法案提出をねらっています。
法案要綱を審議した労働条件分科会では、労働者委員が「(ホワイトカラー・エグゼンプションには)多くの人が反対している。長時間労働をどうするかが問われているのに、導入など認められない」と反対しました。
使用者委員である日本商工会議所からも「主要部分について労使双方から反対意見があるのに答申をすることは理解できない」との意見が出されました。
それでも、労使双方の意見を付記することで了承されたというのです。なんと、強引なことでしょう。
このウラに、日本経団連の圧力があることは明らかです。絶対に認めるわけにはいきません。