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奮戦記

【07.02.02】与党単独での補正予算案の質疑・採決強行に抗議する

写真 今日も、柳澤厚労大臣の罷免をめぐって与野党の攻防が続きました。

 予算委の理事会は、8:40から開かれ、以下のようなやりとりがありました。

 与党(自民):与党単独でも開会する。本日の質疑時間の枠組みは、すでに与野党合意のうえで決めたものだ。

 共産:しかし、柳澤大臣の発言が重大問題として浮上した。柳澤大臣を罷免すれば、与野党そろって審議に参加できるのに、逆に開き直っている。3野党が欠席する不正常なもとで、与党単独で審議するのは反対だ。それは事態を混乱させるだけだ。

写真 与党:日程はすでに決まっている。補正予算の緊急性に鑑み、やらせていただく。その後、採決したい。補正予算に対する共産党の賛否の態度は?

 共産:単独での審議・採決をするなと言っているのだから、採決を前提にしての態度表明はできない。

 9:00から、予算委員会が開会される直前、私は委員長席に詰めより、開会すべきでないと抗議したうえで退席しました。

 予算委員長は、開会を宣言し、「欠席しているの野党各会派に出席を要請する」とのべ、野党枠の時間を消化。

写真 このような状況のもとで、10:00すぎから、自民・公明両党国対委員長らが、野党各会派をまわり、出席要請に動きました。

 他方で、議院運営委員会理事会が11:00からひらかれ、以下のようなやりとりがありました

 与党(自民):議運委員会は予定どおり12:00に開き、地方交付税法案の総務委付託をきめたい。そのうえでいったん休憩し、本会議については、予算、総務の状況をみてもういちど理事会を再開して相談したい。

 共産:本会議は全会派が参加して円満にやるべきだ、円満解決をはかるべきだ。そのためには、柳沢大臣を罷免することだ。与党単独という不正常な形で採決を強行するのはやめるべきだ。

写真 与党:円満解決は当然だが、柳沢大臣は深く反省しているし、総理も謝罪している。

 こうして議運理事会は、休憩に入り、12:00に開かれた議運委員会で、総務委への交付税法案付託をきめました。

 与党単独で「審議」を強行してきた予算委員会は、16:00に質疑を終局し、討論・採決をおこない、本会議への緊急上程を決めました。

 野党が抗議するなか、19:00ごろ、衆議院本会議を開いて一方的に補正予算案と地方交付税法案の採決を強行しました。

写真 これが、大まかな今日の動きです。

 首相官邸と与党が、柳澤大臣かばい続けることが、国会運営上、大きな支障をきたす事態となっています。

 私たちは、いわゆる「審議拒否戦術」には、くみしていません。

不正常な状態のまま、委員会、本会議を開催すべきではないと抗議して、予算委などを退席し、本会議を欠席したのです。



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