奮戦記
【07.02.01】不正常なまま、与党単独で審議・採決するのは反対だ
今日も、「女性は子どもを産む機械」と発言して批判の的となっている柳沢伯夫厚労大臣の罷免をめぐって、与野党の攻防が続きました。
朝8時40分からおこなわれた予算委員会の理事会では、民・社・国の3野党が欠席し、与党と日本共産党のみが出席しました。
与党が「予定どり9時から審議をはじめたい」と言いましたが、私は次のようにいいました。
――「柳沢罷免を要求している、審議をはじめる前に罷免すべきだといっている。そうすればスムーズに審議に入れる」と。
そのうえで、「3野党が欠席している不正常な状態のもとで、昨日のように日程表を1分1秒たがわずすすめるというのはダメだ。そういうやり方に強く抗議する」といいました。
これにたいして、与党は「開会を1時間遅らせて、野党に審議入りをよびかける」といました。
その後、理事会が休憩に入り、9時半に理事会が再開されました。
そのとき自民党が、「共産党から1分1秒たがわずやると批判されたので1時間ずらしたが、さらに1時間遅らせて11時に開会したい」と言いました。
私は、「審議始める前に罷免せよといっている。不正常なままで、1〜2時間ずらせばいいというものではない。そういう一方的なやり方では、出席するわけにはいかない」と抗議しました。
その後、与党は、11時に強引に委員会を開会しようとしましたので、私は、委員長席に詰め寄り、「与党だけで一方的に開会すべきでない」と抗議し退席しました。
その後、17時に理事会が再開され、こんどは与党が明日の日程を決めようとしました。
私は、「開会するなと抗議しているのに、このまま明日も強引に開会し採決までおこなうというなら、とうてい出席できない」と抗議しました。
しかし、自民・公明は、一方的に明日の予算委員会の開会と採決の日程を強行したのです。
このような、柳沢大臣をかばった開き直りともいえる与党の姿勢にたいして、多くの国民の皆さんも批判の声を広げています。