奮戦記
【07.01.14】雇用と地域経済を考えるシンポジウムに参加しました
静岡県浜松市で開かれた「雇用と地域経済を考えるシンポジウム」に、パネリストとして参加しました。
日本共産党参議院静岡選挙区予定候補の平賀たかしげ元衆議院議員が開会の挨拶を行いました。
また、梶野完治県会議員が、コーディネーターを務めました。
パネリストは、財団法人未来産業技術研究振興財団理事の坂本道雄さん、静岡県西部地区労連議長の中安俊文さん、それに私です。
浜松市は、4月1日から80万の政令市となります。
ところが、「楽器とオートバイの街、浜松」から、ホンダ、スズキ、ヤマハなどの中核となる企業から、生産拠点を市外・県外に移転することが次々と発表されています。
また、大型ショッピングセンターの連続した出店に加え、超大型店も出店し、今後も超大型店の出店が予定されています。
規制緩和による「大店法」廃止後、西武デパートの撤退、松菱百貨店の倒産、イトーヨーカ堂駅前店の撤退など、市中心街の空洞化もいっそう深刻になっています。
中安さんは、浜松市の雇用の現状について、大企業と政府の雇用破壊政策とも関連してお話しされました。
坂本さんは、異業種交流を推進してきた経験をふまえて、地域からの経済活性化についてお話しされました。
私は、地域経済と雇用の問題を考えるさい、財界・大企業がどのように変わってきたのか、その戦略はどのようなものか、正確に捉えておかなければならないという立場から発言しました。
そのうえで、大企業に対する民主的規制の課題、労働法制改悪とくにホワイトカラーエグゼンプションの提出を断念させるたたかい、地域経済とまちづくりの問題などについても発言しました。
フロアーからも多面的で熱心な発言が活発にありました。そのなかで、日本共産党にたいする期待と注文もだされました。
スズキ自動車関連の労働者からは、技術の基盤が弱まっていること、特に、開発部門で「図面が描けない」ような状況が進行していることが指摘されました。
雇用の破壊が、そのような事態を生み出していることも明らかにされました。
また、別の発言のなかで、地域経済の空洞化と静岡空港の関連についても指摘がありました。
――全体として、たいへん充実したシンポジウムになりました。参加された皆さん、準備された皆さんに、心から感謝申し上げます。
この知恵とエネルギーを、近づく統一地方選挙、参議院選挙に大いに生かして行く決意です。