奮戦記
【06.12.14】参議院特別委での教基法改悪の強行採決に抗議する!
今日6時頃、参議院の教育基本法特別委員会で、野党が抗議するなか、与党の自民党と公明党が、教育基本法改悪案を強行採決しました。
私も傍聴していましたが、この暴挙に対して厳しく抗議したいと思います。
この採決は、たいへん理不尽なやりかたで強行されました。
朝の理事会では、与野党の間で、締め括り総括質疑をやるとか、質疑を終局させるとか、採決をやるなどという合意はいっさいありませんでした。
それなのに自民党は、突然、質疑打ち切りと採決の動議を出し、強行採決をやったのです。これは、議会制民主主義を破壊する暴挙です。
子どもの将来を決める大事な法律が、このようなやり方で強行されるなど、絶対にあってはならないものです。
どの世論調査を見ても、法案に反対か慎重審議が6割の多数を占めています。
この国会でこの悪法を通してくれと言う声は、ほとんどありません。
“やらせ”と“さくら”……この問題については、やっと昨日の昼になって、最終報告書が出てきたばかりです。
世論誘導をやっていたことは、認めざるをえませんでした。それをやった政府・文部科学省に、教育に介入できる権限を無制限に与えてよいものでしょうか。絶対に、認めるわけに行きません。
その後、6時半から開かれた4野党の幹事長・書記局長会談では、強行採決に強い憤りを持って抗議するとともに、以下の点で一致して行動することが合意されました。
ひとつは、教育基本法政府案の成立を阻止するため、全力をあげるという「思いは今も変わらない。そのため、内閣不信任決議案の提出をはじめとして、衆・参協力してあらゆる手段を講じていきたい」ということです。
ふたつは、タウンミーティングの「報告書が出されたが、提出タイミングも極めて不誠実であり、内容は極めて不十分だ。今後とも徹底的に追及し、審議を求めていく。資料の提出含め追及していく」ということです。
明日は、朝早くから最終日の攻防があります。――衆議院では、本会議の議案のあつかいなどをめぐって夜遅くまで攻防が続くことが予想されます。