奮戦記
【06.10.28】税金投入銀行が法人税払わず自民党に献金再開?
私は、昨日の質問で庶民とりわけ高齢者に対する負担の押しつけが、あまりにも過酷ではないかと質しました。
では、儲かっている大企業や大銀行は、まともに税金を払っているのでしょうか。
今年3月期で、大手銀行6グループの連結最終利益(当期純利益)はいくらか、法人税はいくら払っているのか、と聞きました。
金融担当大臣は、6グループ3月期決算の当期利益は3兆円を超えているが、法人税はゼロと答えました。
3兆円以上の利益を上げていれば、常識的には1兆円くらい税金を払ってもおかしくないでしょう。
ところが、不良債権処理で欠損金が出たからという理由で、利益が出ても法人税を払わないのです。常識では、まったく考えられません。
銀行は、税金の投入=公的資金を受けて破綻を免れましたた。
その結果、今日では莫大な利益を上げるようになったのですが、法人税を1円も納めていないのです。
それだけではなく、庶民の預金金利もまともに上げていません。
逆に手数料だけはどんどんあげて負担を増やしているのです。
しかも許せないのは、三菱UFJフィナンシャル・グループが、日本経団連の要請を受け、9年ぶりに政治献金を再開する検討に入ったと報道されたことです。
税金も納めず、国民に還元もしないのに、自民党にだけは献金を再開する。……いったい誰のための銀行なのでしょうか。