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奮戦記

【06.09.07】トヨタ自動車など産業・雇用実態調査――第2日目

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 今日は、トヨタ調査の第2日目です。ごいっしょに行動したのは、塩川鉄也衆議院議員、高橋千鶴子衆議院議員、八田ひろ子前参議院議員、瀬古由起子元衆議院議員などです。

 9:30 トヨタ堤工場視察
 生産ラインの現場(堤工場)を視察しました。全体の労働者のうち、期間工は3割、請負は7〜8%程度、派遣は1%程度だということです。

写真 不安定な雇用が増えている理由は、コストダウンのためでしょう。
 生産ラインのスピードに追いついていけなかったり、問題が生じたときは、「ひもスイッチ」というのを引いて音楽をならし知らせます。
 すると、応援の労働者が来るという仕組みになっています。
 私たちが見学したときは、恒常的に音楽が流れていますので、BGMかと思っていましたが、ひもスイッチが頻繁につかわれているからだと分かりました。――過密労働が、ここにもあらわれています。

写真 10:30〜 トヨタ会館視察
 この会館は、PRのためにつくられたようで、外国人や子どもたちが見学に来ていました。
 クルマの生産工程の展示がおこなわれ、ロボット生産、未来のクルマと交通の展望などが分かるようになっています。
 ここでは、労働の実態はほとんど分かりません。
 11:10〜 トヨタ自動車幹部と懇談
 常務をはじめ、10数人の方々から説明を受けるとともに、私たちのほうから多面的な質問をおこないました。

写真 この間、非正規従業員が増えていること、大量のリコールの発生していることについて、その理由や対応策などについて質疑をおこないました。
 正社員6万5000人のほかに、期間工が1万人から1万1000人、派遣労働者が8000人から9000人になることが明らかになりました。
 技術開発部門は、正社員1万人に対し、2000人が社外から応援に入り、そのうち約7割の1400人が派遣労働者となっています。
 開発部門の職員なかにも派遣社員が増えており、それが、開発の技術水準に影響を与えているのかも知れません。

 15:00〜 愛知県庁から聞き取り調査
 愛知県当局から、雇用・労働問題、県内経済の状況と税収の動向などについて、詳しい説明を受け、質疑をおこないました。

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 全体として今度の調査は、多面的な角度からおこなわれ大きな成果を上げました。これからの論戦に行かしていきたいと思います。
 関係者の皆さんのご協力に、心から感謝致します。


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