奮戦記
【06.08.11】自民がシンクタンク経由で脱法的に企業からカネ集め
今日の「しんぶん赤旗」でも報道しましたが、自民党が3月に設立した政策研究機関「シンクタンク2005・日本」が、9月に開始する高額なセミナーへの参加企業集めに乗り出しました。
このシンクタンクは、政治団体ではないので「政治資金収支報告書」を提出しないとしており、明らかな脱法的な政治資金集めです。
自民党の「シンクタンク2005・日本」は、2006年6月5日に開所式を行い、鈴木崇弘・中央大学大学院客員教授が代表理事を務め、中川秀直・自民党政務調査会長、若林正俊・自民党参議院政策審議会長、太田誠一・自民党改革実行本部長が理事となっています。
中川秀直政調会長は、2005年12月1日の経団連常任理事会において、経団連の“通信簿”方式の「献金促進」策に感謝し、今後は民間のシンクタンクに独立しなければないとのべています。
そのうえで、「新しいタイプのシンクタンク作りに、経団連の皆さんの積極的な取り組みをお願いできないか」と協力を求めていました。
自民党のシンクタンクは、もともとヒトもカネも財界頼みというのが、この発言からもよくわかります。今後、徹底的な糾明が必要です。