奮戦記
【06.07.29】「水谷建設」脱税事件―政界工作の全容を解明せよ
昨日の「朝日新聞」によりますと、「水谷建設」の脱税事件で、同社が土地取引などから裏金を捻出し、某国会議員秘書に対し数億円の裏金を支出していたことがわかったそうです。
法人税2億3千万円を脱税した容疑で逮捕された水谷建設元会長の水谷功容疑者は、政治家から暴力団まで幅広い人脈があるといわれていますが、政界関係者に対する裏金支出が判明したのは初めてです。
裏金の捻出はゼネコンに代わって下請け業者が担い、その見返りに工事をゼネコンから継続的に受注するという実態も明らかになっています。
水谷元会長は、こうした裏金の支出によって中部国際空港の造成やダム建設など大規模事業の関連工事を受注していたと指摘されています。
私も、中部国際空港の砂利取り問題で、3年半前に三重県の水谷建設を調査したことがあります。
裏金が最終的にどこに流れ、どのような役割を果たしたのか、徹底的に究明しなければなりません。