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奮戦記

【06.07.05】第2回日中議会交流が終わり日本へ帰ってきました

 北京を日本時間の夕方4時に発って、夜7時に成田空港に帰ってきました。――ほんとうに近いというのが実感です。

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 帰国に先立ち、午前9時から、劉延東全国政治協商会議副主席と会見しました。
 政治協商会議とは、中国共産党以外の9つの少数政党、13の業界、少数民族などの意見を反映させるためにつくられた制度です。

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 劉延東副主席は、1984年から日中友好21世紀委員会の第一期委員をつとめ、85年には全青連主席として、500人の中国人青年を率いて訪日し、47都道府県を回ったことがあるそうです。

全体としての中国の印象について

写真 私にとっては初めての中国訪問で、短い時間でしたが貴重な体験をさせていただき、以下のような印象を受けました。
 1つは、日中関係で、首相の靖国参拝問題が大きなネックとなっていることが、あらためて分かりました。
 議会交流委員会の第1セッションの冒頭から、中国側が「靖国問題」を取り上げ、「非常に憂慮している。焦りも感じている」という発言がありました。

写真 2つ目は、スケールの大きさです。
 広大な土地、世界一の人口、歴史が古い……。そのうえ、建物も高層ビルが建ち並ぶというように。
 たとえば道路。――大連も北京も、5車線も6車線もあるような幅の広い通りがあります。
 また、都市のにある大きな広場をたいへん大切にしていることです。
 いちばん巨大なのは天安門広場で、地方から出てきた人々や外国からの観光客で朝からたいへん賑わっていました。

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 大連でも広場があり、市民の憩いの場になっています。
 市長さんが「広場をたくさんつくっている」と自慢するほどです。
 狭い空き地もすべて大企業によって再開発しつくそうとしている日本の場合とくらべ、大きな違いを感じました。

写真 3つ目は、「改革開放」政策のもとで、経済的な発展のスピードが極めて早いこと、そのためひずみも大きくなっていることです。
 10%を超えるような経済成長率は、日本の高度成長時代を彷彿とさせます。
 同時に、それにともなう歪みも大きくなっていると感じました。――都市への人口の集中と一部のスラム化、農村地域の停滞・疲弊、それにともなう経済的・社会的格差の拡大、環境問題の悪化など……。
 ただし、物価は年に1〜2%しか上昇していないそうです。
 私たちがお会いした中国全人代の幹部が、「娘は、私よりも4倍も収入がある。私も引き上げてもらいたいよ」などと冗談交じりに言っていたのが印象的でした。

写真 街の雰囲気は全体として落ち着いており、朝のラッシュアワーの時間帯には、以前は自転車でごった返していたそうですが、いまは、自転車は少数でクルマが中心です。
 数年前に行ったベトナムは、バイクが多かったのですが、バイクは大変少ない印象をもちました。
 日本のある議員は、「3年から5年に一度は来ているが、毎回、大きく変わっている」と驚いていました。

北朝鮮のミサイル発射に抗議する!

 今朝、北朝鮮がミサイルを発射したというニュースが伝わり、たいへん驚きました。  国際社会の平和にとって極めてゆゆしい事態であり、「日朝平壌宣言」にも明らかに違反する行為です。  事前通告もなしに、公海にミサイルやロケットを事前通告なしに発射するなど、絶対にあってはならない国際ルール違反です。  「日朝平壌宣言」をはじめ、ミサイル発射凍結の国際的合意にも違反しています。

 北朝鮮は、無法行為をただちに中止し、国際ルールと「日朝平壌宣言」を遵守することを強くもとめたいと思います。



……!!

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