奮戦記
【06.06.22】日銀総裁出資の「村上ファンド」でオリックスが特権地位
衆院財務金融委員会が開かれ、日銀の福井俊彦総裁を参考人として招致し質疑がおこなわれました。私も、「村上ファンド」への投資問題について質問しました。
私は、福井氏の投資先が、政府の規正改革・民間開放推進会議の宮内義彦議長が会長を務めるオリックスが集金マシンとなり、村上世彰容疑者が運用してもうけ、それに便乗してオリックスも利益をあげる仕掛けだったと追求しました。
福井氏が「アクティビスト投資事業組合」に1000万円を出資する際の契約先が、オリックスだったと指摘しましたが、それを福井氏は認めました。
オリックスが集めたカネを、上部組織の「統合アクティビスト投資事業組合」に出資し、その資金を、さらに村上容疑者が関与する英国領ケイマン諸島にあるファンドに出資して、運用する仕掛けだったことが、内部資料でわかりました。
私は「オリックスという親亀の上に、村上容疑者という小亀が乗っていたというのが実態だ」と迫りました。福井氏は「村上氏が親亀だと理解していた」とのべました。
オリックスが「業務執行組合員」として、一連の出資・運用の仕組みのもとで特別な権限を握っていたことを「契約書」をもとに指摘しました。
出資者の「一般組合員」には、追加出資等が認められないのに対し、オリックスはいつでも任意に追加投資、中途解約ができ、手数料として運用資金の2%が自動的に転がり込むのです。
「オリックスが特別な権限を持ち、たいへんな利得をうる仕掛け」だと追及しました。これにたいして、福井氏は「承知していない」とのべました。
私は、日銀が組合契約書を同委員会の理事会に提出したものの、公開を拒んでいることについて、「オリックスが儲かる仕組みをつくっていたことを知られるのが困るからではないか」と追求しました。
その実態解明のために、宮内氏の参考人招致は不可欠だと求め、福井氏には総裁辞任をあらためて求めました。
福井日銀総裁の給与・金融資産は6月27日に提出――衆院財務金融委理事懇で確認
今日の衆院財務金融委員会の理事懇談会で、日銀の福井俊彦総裁の就任以降の給与所得と金融資産の内訳を来週火曜日(27日)の同委理事懇談会に提出することが確認されました。
宮内義彦・オリックス会長の参考人招致については引き続き協議することになりました。
東海地区私大教連の要請を受けました
学生を含む東海地区の私大教連の代表の方々から要請を受けました。学生の勉学条件が、悪化している状態が切々と訴えられました。