奮戦記
【06.04.22】みのもんたのサタデーずばッと!200回記念スペシャル
この番組は4月で5年目に入り、今日で、記念すべき200回となりスペシャル番組ということで企画されました。
これまで、長期に渡って取り組んできた省庁の無駄づかい=食いつぶしが、いつになったらなくなるのか。みのもんたさんと国会議員が、さまざまな角度から議論しました。
最初に、竹島問題が緊迫していることから、日韓関係・竹島問題、さらには日中問題についても議論がおこなわれました。
続いて、省庁幹部の天下り問題などで討論しました。
みのもんたさんは、天下り先になっている公益法人に年間5兆5000億円もの補助金が出されていることを挙げ、「とんでもない、許せない、びっくりした」として1枚のチャート図を掲げました。
ここには、「国会で共産党が指摘」として、委託金・補助金1億1千万円を受け取り、5人が天下りした公益法人から、自民党の政治資金団体である「国民政治協会」に1億6400万円の献金が流れている事実が示されました。
この問題を国会で追及したのは私でした。
日本の製造業のなかで中核的な電機、鉄鋼、自動車の業界団体――日本電機工業会、日本鉄鋼連盟、日本自動車工業会の3団体が、5年間で国から15億円の補助金などを受けていました。その一方で、国民政治協会に9億円を献金していたのです。
私は、「違法行為だが実際はいろいろな抜け道がつくられている」と指摘しました。
また、「天下りは個々の役人の問題ではなく、組織的にやっていることが問題だ。利権があるところに天下り、癒着している」と強調しました。
これにたいして、政治評論家の岩見隆夫氏は「第二官庁をつくっているようなものだ」とのべました。
社民党の福島瑞穂党首などから「政官業癒着の税金無駄遣いを政治が認めているということだ」の声が相次ぎました。
私は「自民党は、ここから政治献金を受け取らないと宣言すべきだ」と批判しました。
自民党の平沢勝栄衆院議員は「役所では52〜53歳で肩たたきが始まるので、再就職先をあっせんしないといけない」と弁明しました。
でも、定年まで勤めて退職すれば、そのような肩たたきや天下りなどまったく必要がないではありませんか。