奮戦記
【06.04.23】竹島問題は土壇場で衝突回避!今後も日韓で話し合い
竹島問題は、「みのもんたのサタデーずばッと!」でも、緊迫した事態について議論になりました。
昨日深夜になって、竹島周辺の日本の海洋調査をめぐる日韓外務事務次官協議は、土壇場で合意に達しました。
合意内容は、韓国が6月の海底地形に関する国際会議で竹島(韓国名・独島)周辺の海底地形に韓国名をつけることを提案しないのと同時に、日本が海洋調査を中止するというものです。
今後は、2000年から中断している排他的経済水域の境界画定交渉を再開し、その中で積み残した協議を続けるということになりました。
竹島は、古くから日韓両方の文献に登場しています。しかし、長いあいだ、どこの国の領土としても確定されない無人島のままでした。
1905年に、日本が竹島を島根県に編入しましたのですが、韓国は、この時期は日本の天皇制政府が朝鮮の植民地化をすすめていた時期でもあるため、一方的なものだと批判しています。この主張には検討すべき内容も含まれています。
他方、韓国は「実効支配」の既成事実化を一方的にすすめているなどの問題もあります。
竹島問題には、このような複雑な経過と背景があり、その正しい解決のためには、なによりも相互の主権を尊重し、平和友好の精神をつらぬきながら、ねばりづよく交渉し、解決することが大切なのです。