奮戦記
【06.03.07】“取り立て”を苦に自殺――ようやく、ヤミ金業者を逮捕
3年前、わずか1万5000円を借りて、ヤミ金業者の脅迫的な取り立てを受けた大阪府八尾市の家族ら3人が、踏切で電車に飛び込み命を絶った事件がありました。
私も、国会の質問でとりあげたことがあります。
ヤミ金業者は、連日、近所に嫌がらせの電話をかけたり、被害者の名前で消防車を呼ぶなどの嫌がらせ行為をしていました。
あれから3年、今日、ようやく警察が取り立てをした実行犯ら6人を逮捕しました。
当時、妻の遺書には「1ヶ月分しか支払いできませんので、どうかお許しください。お世話になりました」と書かれていたそうです。
生活費の足しにと妻が借りたのはわずか1万5000円でした。16万円を払っても取り立てはやむことはありませんでした。
法定金利の140倍から270倍の利息を取ったのは、明らかに出資法違反です。
いま、高金利の引き下げをもとめて、被害者を中心に運動が広がっています。あのような悲劇は、絶対に繰り返させてはなりません。