奮戦記
【06.02.22】銀行名開示―自民党と民主党のやりとりは不可解!
今日の衆院予算委員会理事会で、民主党は、関係する「銀行名」を公表すると発言しました。
ライブドア前社長の堀江被告が武部自民党幹事長の二男に3000万円を振り込むようメールで指示し、送金が実行されたという銀行名、口座番号、名義人などのうち銀行名のみを明らかにしたいということでした。
私は、銀行名だけでは証拠能力に乏しいと思いましたが、まったく何も明らかにしないよりはいいと感じました。
ところが驚いたことに、この民主党の提案を、自民党が「銀行名だけ開示するというのは困る。お断りしたい」と言って拒否したのです。
このため民主党は、理事会では銀行名を明らかにしませんでした。
私は「予算委員会・理事会の役割は、真相の究明だ。この両党の姿勢では、まったく前進しないではないか」と批判しました。
今日のクエスチョン・タイム(党首討論会)で、民主党の前原代表は、「さまざまな情報から資金提供があったとの確証を得ている」と指摘し、与党が国政調査権の発動に応じることを条件に、送金元や振込先の金融機関の口座名を含め情報を開示する考えを表明しました。
しかし、首相は「その前に(メールが)本物だという証拠を出せば、あえて行使するまでもなく分かる」と述べ、調査権の行使に否定的見解を強調しました。
これでは、何も前進せず、いったい何が真相かいっさい分からないままではありませんか。……ん〜! こんなことでいいのでしょうか。