奮戦記
【05.08.16】小泉首相はなぜ「郵政一本」で選挙をやろうとするのか
小泉首相は、「今度の選挙は郵政選挙だ!」と言って、郵政民営化に賛成か反対かの信を問う選挙をやろうとしています。
そのうえ、反対派の選挙区に次々と賛成派の候補(=「刺客」)を送り込み、これをマスコミが面白おかしく報道して騒ぎたてています。――じつは、これが“小泉流国民だまし作戦”なのです。
郵政民営化を掲げることで自分が、あたかも「改革」をやっているかのように見せかけることができる。――そう宣伝する一方で、この4年間、国民に痛み押しつけてきた「構造改革」問題や「靖国神社参拝」問題を争点からはずし、そこに国民の関心が向かないようにする。――これが作戦なのです。
しかしよく考えて見ると、郵政民営化に賛成であろうと反対であろうと、今度の選挙で当選した議員が、サラリーマンや業者への大増税をやろうとしていることに変わりないのです。
大増税にたいして、どう審判を下すのか、いまこそはっきりした態度表明が求められていると思います。
同時に、郵政民営化の問題でも、はっきりした対応が求められています。
私は、郵政民営化たいして、衆議院で9回の質問に立った経験を踏まえ“百害あって一利なし”の内容を徹底的に批判し、郵政事業のサービス向上・労働条件の改善などの改革をと訴えています。
いま、民主党は「縮小・解体」論をとなえていますが、これでは国民の不安は増すばかりです。
国民に痛み押しつける小泉・自民党政治にたいし、きちんと審判を下すとともに、これから想定される大増税に反対すること、憲法改悪を阻止すること、このことが大変重要です。
オール与党政治に正面から対決する真の野党、日本共産党の役割はいっそう重みを増しています。
この暑い夏の熱い選挙こそ、まさにチャンスです。何としても東海ブロックで瀬古由起子さんを含む複数の議席を奪還するため、全力をあげます。