奮戦記
【05.07.06】小泉首相“参院で否決なら衆院を解散する”だって?!
今日、自民党の有力衆議院議員(大臣経験者)がこのようなことを言っていました。
――「参議院で否決されたら、どうして衆議院の解散になるのかね。首相だけが執心の郵政のために全員道連れだなんて、こまったものだ……」。
小泉首相は、今日午前、郵政民営化法案の参議院での審議に関し、記者団が「参議院で法案が否決された場合、内閣不信任と考えるか」と質問したのに対し、「そうですね」と述べました。
これは、参院で郵政民営化法案が否決された場合でも、衆議院解散に踏み切る可能性を示唆したと受け取られています。8月解散・9月選挙ということでしょうか!
たしかに、参議院で法案が否決されたら両院協議会で協議をし、それで合意に達しなければ、こんどは衆議院で3分の2の議決がなければ法案は成立しません。
それは不可能ですから、3分の2を確保するため“衆議院を解散する”という理屈が成り立つとも言えるでしょう。
――私の「改革の本丸」をつぶした国会が悪い。だから解散する、ということのようです。
小泉さんは、昨日も、否決されたら解散というハラを固めていたようで、夕方の臨時閣議をセットしていました。
解散権は首相にのみ付与されているのだから、理屈はあとからついてくる。いつ伝家の宝刀を抜いてもいい、ということかもしれません。
それなら、全力をあげ正面から立ち向かわなければなりませんね。
政治的緊張感をもって、何が起こってもいいように、この7月8月しっかり頑張らねばなりません。