今日の財務金融委員会で、保険業法の改正案について質問しました。

　無認可共済の契約者保護ルールの確立を目的に提案されている改正案ですが、さまざまな問題を抱えています。

　まず、破たんして被害が出ている四日市商工共済協同組合など商工共済については、制度共済だからという理由で対象から外していることです。

　私は「縦割り行政でなく、横断的なルールをつくるべきだ」と主張しました。

　これについては、伊藤金融担当大臣から「５年で見直すさい、他省庁とも連携して見直しの対象にしたい」との答弁がありました。

　また、法案があまりにも「政省令にゆだねる」部分が多すぎるので、「法案に何カ所あるのか」とききました。

　これにたいして、増井金融庁総務企画局長は「１１０カ所ある」と答えました。

　私は唖然としました。あまりにも多すぎるからです。

　次に、法の網をかけるさい、「どこまでが少額短期保険業者となり、どこから保険会社の扱いになるのか」とききました。

　これにたいしては、「保険料収入総額５０億円がメドになる」という答弁でした。

　さらに、法の網をかけるさい、営利を目的にし不特定多数を相手にした保険会社と、組合員を対象にした相互扶助的な協同組合的性格のものを、一律に適用するのはおかしいのではないかとききました。

　これにたいして、伊藤大臣は「政令を決めるさい、実態に即したものにするよう考慮に入れる」という趣旨の答弁をしました。

年金など社会保障制度改革に関する両院合同会議が開かれました

　年金など社会保障制度改革に関する両院合同会議が開かれ、会議の構成が確認されました。日本共産党からは、小池晃政策委員長と私が参加しました。