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奮戦記

【05.02.15】予算委員会で公聴会の強行採決だけは回避された

 衆議院の予算委員会も、最終段階での与野党の攻防になってきました。

 今朝の衆議院予算委員会理事会では、与党側が「公聴会を2月22日、23日で開くことについて、今日の委員会で議決したい」と提案しました。

 しかし、公聴会開催を議決したら、いつでも予算の採決が可能となるため、野党側が「まだ十分審議がつくされていない」として反対。夕方の理事会に協議が持ち越しとなりました。

 夕方の予算委員会では、各党の質問が終了したあと、休憩にしたままで理事会が開かれました。委員会を休憩にしたのは、与党がいつでも採決ができる態勢をつくっておくためです。

 そのうえで、与党側から再度「公聴会を22日23日で」と提案されました。

 これにたいして、民主党は「まだ審議をし尽くしていないので、公聴会は24日、25日で」と提起しました。
 私は、少々驚きました。というのは、公聴会の具体的な日程を野党側から提案することはかつてないことだからです。

 私は「このような状況下で与党側が強行するのはあまりにも一方的。今日の採決はやめて、ふたつの提案があるのだからよく協議すべきだ」と言いました。

 甘利予算委員長は、「今日は採決せず、委員会を流会にする。明日、議決をしたいので与野党の筆頭理事のあいだでよく協議するように」とのべて今日は終わりました。

 明日、公聴会の日程が決まりますと、1週間後に公聴会が開かれることになります。
 その後は、分科会がおこなわれたり、総理大臣出席のもとで締めくくり総括質疑がおこなわれ、組み替え動議提出、討論・採決となります。

国立大学授業料の値上げについて、石井郁子議員が質問しました

 今日の予算委員会では、日本共産党の石井郁子衆議院議員が、国立大学の授業料値上げを撤回すべきだと厳しく政府を追及しました。
 いま国立大学の授業料は、一部の私立大学を上回るほどの高さになっています。
 私学助成を増やして私学の授業料を引き下げるとともに、国立大学の授業料の値上げを抑えることは、教育の機会均等を実現するために、どうしても必要なことです。


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